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mnoi 革 (ムノイの思う皮革のこと)

これから何回かに分けてmnoiで使っている革のついて説明できればと思っています。



革には多くの魅力が詰まっていると思います。

それは変化する事、独特な表情、美しい色や艶、ファッションカルチャー



私は学生の時に出会った50~70年代の音楽や服装、乗り物などのサブカルチャーから

ライダースジャッケトに憧れ、バウハウスの革を利用した美しい家具などに魅了され

今も変わらずその魅力に惹きつけられています。





今回のブログではmnoiが思う皮革のことをお伝えできればと思います。



私たちはシーズンで毎回変えるのではなく、ずっとこの革で製作したいと思うものを

革の問屋さん、さらにはタンナー (皮を素材としての革にする職人さん) へ直接探しに

行っています。


昨年から今年にかけ地元である兵庫県たつの市のタンナーさんへ尋ねました。

たつの市は革を作るタンナーさんの数が日本で一番多く、国内だけでは無く

海外の大手メゾンなどにも使われるほどです。






それぞれのタンナーさんで皮を革にし、染色など素材になる工程を行っています。

また柔らかい革、コシのある革を作るのが得意

加脂や染色方法などいくつもの違いで色々な革が生み出されています。



もちろん問屋さんでいろいろなタンナーさんの革を一度に見られる事も素晴らしいのですが

直接、タンナーさんへ行く事で革への思いや個性、ポリシーが感じられ

革製品を作る私たちの考え方もより深いものへとなり、刺激になっていきます。



少し話が逸れますが革は人間が食べた後の副産物となっています。

この食べた後の皮を捨ててしまうと破棄代としてお金がかかってしまい

食べるお肉の値段が上がってしまうことになります。


また皮を革にするには沢山の水や薬品などを使います。

昔は直接川へ流していた事でたつの市に流れる揖保川は

全国でワースト3位となっていました。


しかし現在では革を作る時の水などを生活とは別の排水として流し

工場で処理水としてから川へ流しています。


そして今では鮎など良い水質にいるとされる魚なども数多くいます。


最近ではサスティナブルとよく聞きます。革はどうなのかと言われれば

100パーセントではないと思いますが、人と動物、自然がより良く更に共存できるように

なっているのではないかと思います。


皮から革 革からモノ モノを人へ 

沢山の人の手のおかげでモノづくりができる事に感謝しながら

今後も製作を続けていきたいと思っています。


mnoi













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